古民家暮らしが心の癒し
岸本 純枝
北見市出身の純枝です。手芸や陶芸、料理・お菓子など自分の手でモノを作ることが好きです。お家で黙々と何かを作ることも、大自然の中で自転車・バイク、キャンプ...遊びをすることも好きです。幸せを感じる沸点は低めで、心の赴くままに生きています。
Q1:荘に入ったきっかけを教えてください
初期住人です。住み始めた理由は「偶然」...です!!
渡島振興局の企画「木づかいPJ」に毎度参加しており、2018年には現わらじ荘:旧野口梅吉商店で道南杉床貼りWS、2019年には道南杉で乃木アパートメント計画の合宿に参加。アパートメント計画にて学生共同生活の構想を立て...合宿終了後の帰宅中の車内で「実際に共同生活送ってみたいね。去年床貼りした野口梅吉商店の大家さんに聞いてみるか!」となり次の日に見学、その次の日に掃除をし始め住み始めてみた。家具無しシャワー無し、お湯なし時代もあったな…と感慨深い気持ちになりました。
Q2:荘に入って楽しかったエピソードなどがあれば教えてください
毎年夏に開催している「荘リンピック」ですね!
毎度、「誰?!」となる人たちと一緒に汗を流せることが醍醐味ですね。子供から大人までリレーや綱引き、バスケ等々を本気で勝負するんです。
小学生と私含めた荘民で運営組織を作り、競技からポイント制度やルールを自己流に決める時間も楽しんでました!
Q3:荘で暮らしている中で大変だと感じたことはありますか?
わらじ荘に最大数の6人が住んだ時、生活に関する価値観の違いを理解し、どうお互い気持ちよく暮らすことが出来るか考えることが大変でしたね。価値観が異なるのは当然という前提なんですが、その違いをすり合わせるのにはとてもエネルギーがいります。(真顔)(笑)長期で旅に出た後、わらじ荘の中が混沌としていた時は流石に怒りましたね…。
Q4:函館市西部地区の中でお気に入りのスポットはありますか?
わらじ荘のすぐそばの幸坂を上り左手にある「船見公園」がおすすめです!学校の跡地であるため敷地は広く、なんといってもブランコを断ちこぎした時の見晴らしがよいです。
心落ち着きたいときに是非寄ってみてください~
荘を出た後の自分へ向けた手紙
他人と暮らすこと。学生だから・若いうちにしか出来ないことと考えて、多少の修練の場として純枝は捉えていたね。人と関わることは好きだけれども、楽だから一人でいようとしたり、距離の縮め方がわからなかったり、上手に言葉を選べなかったりした(今もそうかもしれないけれども...笑)純枝にとって、荘で多くの人と関わったり・関わろうとしなかったりして本当に多くのことを学んだね。生活を営む場で人と関わりがある分、お互い素の状態で付き合えたことが拍車をかけたのかな。
ここで暮らして人と関わった分、より「自分」という人間がどういう性質なのかが浮き彫りになったのでないかな。どういうことで心が満たされて、嫌な気持ちになって、どういう行動をして・言葉を発したら自分が心地よく過ごせるのか。沢山試行錯誤で来たのでないかな?
人と関わることで喜びも悲しみも、楽しさも苦しさも増えるし濃くなるかもしれない。だけれどもその出会った感情の数だけ純枝を純枝たらしめるのでないかなと思います。荘を出て、どんな環境にいても純枝は純枝らしく生きていることを信じています。
荘民に聞いてみた!この人どんな人?
荘での生活
すみえは基本的に真面目な性格の人です。縁の下の力持ちってやつですかね。きっとすみえがいなかったら荘は残っていないんじゃないかってくらい、細かいところまで気を配ってくれているなーと常々思います。本当に感謝しています。でもね、たまにいじるとすごい面白いんですよ。あとはとっても美味しいご飯を作ってくれる人です。お腹が空いたらすみえのところに駆け込みなさい!きっとご飯恵んでくれるから。 (とうま)